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Occupational Therapy
作業療法は、身体が不自由な方だけでなく、認知症や発達障害、精神障害の方々に対して、食事、入浴、更衣、排せつなどの日常生活にかかわる、あらゆる動作能力の回復を図ります。また、学校や職場、地域社会において、自分らしい生活ができるように、様々な活動(作業)を通して社会的適応能力を獲得するためのサポートをします。 対象者の必要性に応じて、自助具や生活環境を改善する工夫や提案をします。 作業療法士は、対象者と向き合い「その人らしく、これからの生活を輝かせるためにどうしていったら良いか」を真剣に考えて解決していき、人の生活を支える「心」と「身体」のリハビリの専門家です。 本校では、「人に興味を持ち、幸せについて真剣に考えることができる作業療法士」を養成しています。
作業療法学科長 中原留美子
日常の作業のほとんどは、「手」作業です。文字を書くことや料理を作ることなど、手がうまく機能しないとできないことばかりです。 作業療法士は、身体機能面だけではなく、心理的側面や生活環境面からもサポートを行い、いきいきと生活できることを目標としています。その治療方法として、革細工や陶芸などの手工芸を用いることもありますし、実際の生活場面を想定した練習など多様なのが特徴です。 作業療法士は、毎日の生活に必要な能力を取り戻すことや新たな能力を見出す専門職で、ライフデザインまで手掛ける、医療・福祉のスペシャリストです。
本校入学前に大学又は短期大学等で学ばれていた方は、入学前の既習得科目単位認定が受けられる場合があります。
2020年度新カリキュラム
OT【総時間数】・講義 1920時間 ・実習1785時間
基礎科目 | 専門科目 | 専門基礎科目 | |
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1年次 |
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2年次 |
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3年次 |
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4年次 |
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石川楓
富岳館高校出身
現役入学
<2018年度入学>
中学生の時、曾祖母の介護の手伝いをしていて介護に興味を持ちました。 その後、学校でサマーボランティアというボランティア活動に参加、その時に行った施設で作業療法士の方がリハビリを行っていました。そのリハビリの様子に関心が向き、自分で作業療法士について調べていくと面白そうでますます興味を持つようになりました。 進路を考える時に、高校の担任の先生から勧められたこと、国家資格であることもいいなと思い、作業療法士を目指すことにしました。
覚えることが多くて、本当に大変!でも知らないことを知っていくのが夢に近づいているようで楽しいと感じます。2年になり、実技の授業も増えて、技術が少しずつ身についていると実感できるのも嬉しいです。
義肢装具学は入学前から関心があったので、実際に学ぶのが嬉しいです。モノづくりが好きだから 色々な装具を作ってみたり、スプリントを作成したりできるのが楽しいので好きです。
中枢神経作業療法評価学実習 実技の授業で、学ぶことが多いです。筋の名前など基礎を踏まえ、体の動かしかたを覚えたりコミュニケーションの取り方なども含め、働いた時に実際に必要になることを学べる楽しさがあります。 放課後、クラスメイト同士で練習したりしています。
アルバイトをしたり、図書館や友人宅で勉強しています。
まだどんな領域の作業療法士をしたいとは決めていませんが、信頼されるセラピストになりたい と思っています。
望月優亜
静岡市立清水桜が丘高校出身
現役入学
<2019年度入学>
母が介護福祉士で、医療や福祉にかかわってみたいと思う中、人の生活や日常に寄り添える作業療法士という職業に魅力を感じたことが理由です。
まだ基礎的な勉強が多いですが、自分の身体のことを知るのは楽しいです。 小テストが多いけれど、クラスメイト達と一緒に覚えていくのでそれほど苦ではないです。
解剖学が好きです。先生の話を聞いたら、その部分については早めに覚えてしまうように 心がけています。
ペットのインコと過ごしたり、好きなおやつを食べたり、ゆったり過ごしています。
ずっと海外に興味があるので、経験を積んで、途上国で作業療法士として活躍したいです。
温かくも厳しい授業に鍛えられた専門学校富士リハビリテーション大学校の卒業生。
厳しいとされる医療現場でも明るい笑顔でがんばります。
本校は全国平均を上回り、県内トップクラスです。
早期自宅復帰、生活の質を高めるために活躍
機能回復、身の回り動作 向上のために活躍
こころの病気に対する治療で活躍
心理的発達や、身の回り動作向上のために活躍
住環境の整備や、補助具の考案・作成で活躍
健康増進のための健康教育や事業企画・運営で活躍
大学院へ進学し、 教育・研究活動で活躍