ここから、ここから始まんだ!

2024.03.27

鍼灸学科

こんにちは♪鍼灸学科の森井です!
昨日は、【はり師・きゅう師】、【柔道整復師】の国家試験合格発表でした。
この合格発表を皮切りに【はり師・きゅう師】、【柔道整復師】としての人生が始まります。この三年間は自分の夢のために勉強を頑張って来たと思います。

国家試験に向けての勉強は苦痛だったかもしれませんが、ここからは自分のためではなく、皆さんを頼ってくださる患者様のために頑張ってください。
さて、先ほど使った「皮切り」という言葉ですが、「物事のしはじめ」という意味がありますよね。 これは僕ら鍼灸師の業務から生まれた言葉とされています。(諸説あり)

灸施術とは、患者様の身体に艾(もぐさ)を置き、その艾に火を付け焼き切り、極小な火傷を施します。 昔のお灸は非常に熱く、特に最初のお灸はまるで皮が切れるような思いとなり、苦痛をこらえるために、歯を食いしばり、顔を歪めたりしたそうです。 この初めにされるお灸のことを「皮切りの灸」といい、ここからお灸治療が始まるぞ!と印象付けるものでした。 それが現在の「皮切り」の語源となっています。(諸説あり)
また、最初のお灸の熱さをこらえるにあたり、恐ろしい閻魔のような顔で熱さをこらえていたため、これを「皮切りの閻魔」と言ったそうです(笑)

今ではそのような顔で受けることはなく、リラックスできる刺激なため、「仏様の笑み」に近いと思います。
先輩方の仕事っぷりがピックアップされて言葉となり、現代においても使用されています。

皆さんも【はり師・きゅう師】、【柔道整復師】として医療業界以外にも何か功績を残せるように頑張ってください♪ 応援しております